シャットダウンとスリープ パソコンに負担をかけず寿命をのばす方法は?

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「シャットダウンとスリープはどっちがいい?」
「パソコンの寿命に負担をかけない方法を知りたい」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。

新機種が出るたびに頻繁に買い換える方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はパソコンはできるだけ長く使いたいと思っていることでしょう。以前に比べて安くなったとはいえ、それでもクオリティの高いものになるとある程度の金額がしますからね。

今回は、シャットダウンとスリープのどちらがパソコンに負担をかけず寿命をのばせるかにしぼって解説します。

そもそもパソコンに負担をかけるとは?

そもそもパソコンに負担をかける、とはどういうことを指すのでしょうか。

パソコンの寿命とは一般的に、HDD(SSD)が壊れる、バッテリーが限界を迎える,
ことを指します。お手持ちのパソコンを長く使うためには、HDDやバッテリーになるべく負担をかけずに使うことが大切です。それにより、結果としてパソコンの寿命をひきのばすことができます。

HDDもバッテリーも、負担をかけることで徐々に劣化します。負担が大きければその分劣化が早まります。HDDへの負担の原因は様々ですが、通電時間を長くする、高熱にさらす、等が挙げられます。バッテリーの劣化は充電放電の繰り返しにより起こります。

そうした負担を軽減し、劣化速度を遅らせるために、シャットダウンとスリープを行う必要があります。

シャットダウンとスリープはどちらが負担をかけない?

結論から申しますと、あなたがパソコンを使用しない時間の長さによって変わります。
外出や就寝時など、長時間使わない場合はシャットダウン。
少し休憩するなど、短時間使わない場合はスリープ、と使い分けましょう。

シャットダウンは、電源を落とす時と起動する時に大きな負担がかかります。その代わり、電源が切れているときの負担はありません。一方スリープは、小さな負担をかけ続けることになります。

つまり、短時間の負担はシャットダウン>スリープ。長時間の負担はスリープ>シャットダウンということになります。

時間の目安ですが、数十分から一時間で考えておくと良いでしょう。
数時間使わないのであれば、シャットダウンで間違いないです。
電力消費の観点から見ると、マイクロソフト公式は90分を目安として挙げています。

パソコンをシャットダウンするメリット・デメリット

パソコンをシャットダウンするメリットは、長時間使わない場合HDDとバッテリーへの負担を減らせる所にあります。
対してデメリットは、短時間に繰り返すとパソコンへの負担が大きくなることです。

メリット

パソコンをシャットダウンするということは、電源を落とすということです。
つまり、シャットダウンしている間はHDDにもバッテリーにも負担がありません。

スリープの場合は、小さい負荷がずっと続きます。
通電時間が長いとHDDにも負担がかかり、電源が点いているためバッテリーも消費されるでしょう。

そのため長時間の場合、シャットダウンの方が通電時間が短くなりバッテリーの消費も抑えられます。
結果的に、総合的な負荷が小さくなると考えられるでしょう。

デメリット

先述のように、HDDに最も負担をかけるのは起動時と電源を落とす瞬間です。
つまり短時間にシャットダウンを繰り返すことは、HDDへ大きな負担をかけることになります。
そのため、パソコンを使わない時間が短い場合は、シャットダウンよりもスリープの方が良いでしょう。

パソコンをスリープするメリット・デメリット

パソコンをスリープするメリットは、短時間の場合負荷が小さいこと・起動が短いことが挙げられます。
対してデメリットは、長時間の場合小さい負荷をパソコンにかけ続けることです。

メリット

スリープはパソコンを起動し続けています。
そのため、改めて使う際に起動の必要はありません。

起動はHDDにも負担をかけるので、その負担の大きな行為を省略できることになります。
つまり短時間に同じことを繰り返す場合、シャットダウンよりもスリープの方が負荷が小さいと言えるでしょう。

そして、起動の必要がないということはすぐにパソコンを開けるということです。
起動に時間がかかる場合、その時間を省略できることもメリットとなります。

デメリット

何度もお話するように、スリープではパソコンに小さな負担があります。
そのため、長い時間スリープしている=小さい負荷がかかり続けるということです。
通電時間が長くなることで、HDDへの負担も大きくなります。
実際、スリープを多用しすぎてパソコンが短期間で壊れたという人もいるようです。

また、スリープをする人は常にパソコンの電源をオンにしていることになります。
そのため、パソコンを使いながら充電をする人も多いでしょう。

この充電しながらパソコンを使うという行為は、バッテリーへの負担がとても大きくなります。
なぜなら、充電と放電を繰り返しながらパソコンを使っていることになるからです。

バッテリーの劣化は、この繰り返しの数も大きな要因となります。
そのためこの使い方をしているとバッテリーもすぐに寿命を迎える可能性があるのです。

これらのことから、長時間使わない場合はスリープではなくシャットダウンをするようにしましょう。
そして、電源が落ちている間に充電することをおすすめします。

まとめ

シャットダウンとスリープ、パソコンに負担をかけるのは場合によって変わります。
長時間使用しない場合はシャットダウンを、短時間で再度使う場合はスリープをするようにしましょう。
ただ、シャットダウンとスリープに気を付けていても、使用時間そのものが多いとすぐに寿命を迎えることもあります。
その点だけご注意ください。

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