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パソコンの重要なデータを削除したときの復元方法とは？

大事なデータやファイルを誤って削除してしまった場合、状況によっては復元できる可能性があります。中には初心者でも簡単に対処できるものもありますが、場合によっては復元が難しいケースもあります。ただし、データの復元にはリスクもあるので注意しておきましょう。
そこで今回は、重要なデータが消えてしまったときの復元方法について紹介します。

復元できるものとできないものがある

パソコン内にはさまざまなログが保存されているので、業者などがデータを復旧させれば、多くのデータは復旧できるでしょう。ただし、自分でデータを復元しようとしたときは、パソコン内のデータを削除してしまったとき、復元できるものとそうでないものが存在します。

パソコンには一時的にデータを保存していることが多いため、一定期間なら復元できる可能性は高いですが、場合によっては復元できないこともあるので注意しましょう。

パソコンのデータを復元する方法

パソコンのデータを復元する方法はいくつかありますが、短時間でデータを復元できるかは不確定であるため、重要なデータは取扱いに注意するようにしましょう。

ここからはパソコンのデータを復元する方法を紹介します。

ゴミ箱から復元する方法

最も基本的な方法は、デスクトップ上にあるゴミ箱の中からファイルを復元する方法です。デスクトップ内のファイルを削除した場合、基本的にはゴミ箱に移動します。

このゴミ箱内にあるファイルは開くなどの操作はできませんが、該当のファイルを選択し「元に戻す」を実行することで、デスクトップ上に復元できます。

ただし、ゴミ箱の中身を自動的に削除する設定にしていると、一定期間が経過するとゴミ箱内のファイルは全て削除されてしまうので、その前に復元する必要があります。

デスクトップの以前のバージョンから復元する方法

デスクトップに保存していたファイルで、ゴミ箱にもなくいつ削除したか分からない場合でも復元できる可能性はあります。

デスクトップのプロパティから「以前のバージョン」を選び、「復元」ボタンを実行すると、表示されている時間のデスクトップの状態に戻ります。

ただし、この方法は削除されたファイルを復元する方法ではなく、「指定された時間の状態に戻す」方法になるので、新しく作成したファイルなどが消えてしまう可能性があるので注意しましょう。

このように、「以前のバージョン」が保存されており、表示された時間から新しいファイルを作成していない場合のみ使える方法といえるでしょう。

復元ソフトを使用して復元する方法

初心者の方でもデータを復元する方法・できる場合がありますが、復元できない可能性の方が高いと言えるでしょう。

ここまでの方法でデータを復元できない場合は、手軽にデータ・ファイルを復元できる「復元ソフト」を使用する方法もあります。復元ソフトの種類は多く、安価なものから高価なものまで多種多様です。

ただし、復元ソフトはソフトによって復元の精度は大きく異なり、必ず復元できるわけではないので注意が必要です。また、復元ソフトだけでなく、大容量のハードディスクが必要なものもあります。

他にも、復元ソフトの操作を間違えると、データを上書きしてしまい復元する難易度が上がってしまうこともあるので注意が必要です。また、信用できない復元ソフトを利用するとデータが抜きとられることもあります。

基本的には自己責任になるので、使用する前に復元ソフトのリスクやデメリットを把握しておくようにしましょう。

業者を使って復元する方法

復元ソフトを利用するのが不安だったり、重要なデータを確実に復元させたい場合は、データ復元の専門業者を利用するのがおすすめです。ここまでの方法で最も費用がかかりますが、最も安全で確実な方法といえるでしょう。

とはいえ一部にはデータを盗もうとする悪徳業者もいますので、例えば「実店舗があり、長くその場所でビジネスをしているか」「データ復旧に必要なツールや環境がしっかり整っているか」「ISOなどの第三者認証を取得しているか」などでまっとうな業者を判別して依頼するようにしましょう。

まとめ

パソコンに保存しているデータが消えたしまった場合でも、場合によってはデータやファイルを復旧できる可能性があります。まずは、デスクトップのゴミ箱やバージョンを確認すると良いでしょう。

自力で復元できない場合は、専用の復元ソフトを使用するか、修理業者・専門業者に依頼するのがおすすめです。データを復元する方法を間違えると、重要なデータを失ってしまうなどのリスクがありますので、安全で確実な方法を選ぶようにしましょう。

重要なデータやファイルはバックアップを保管するなど、取扱いに注意したり、小まめに保存するなどの対策を行うのがおすすめです。