「GUI」とは?特徴や歴史、メリット・デメリットを紹介

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パソコンなどで使われるGUIという用語の意味がわからず、困ってしまっていないでしょうか。
この記事ではGUIの特徴やメリット・デメリットを、GUIの反対の存在であるCUIと合わせて解説します。
GUIは直感的に操作できるグラフィックベースの画面表示
GUIには「じーゆーあい」や「ぐーい」「ぐい」といった読み方があり、「Graphical User Interface」の頭文字3文字をとった略称です。
GUIはコンピューターにおいて使われる画面の種類の1つで、画面表示が「グラフィックベース」となっているのが特徴です。
今この記事をWindowsやMacのパソコンで見ていたり、スマートフォンのブラウザで見ていたりするなら、実は既にGUIを触っていることになります。
2020年現在、多くの一般向けコンピューターではGUIが用いられていて、一度も触ったことがない方は多くありません
GUIは、アプリケーションの表示を行うウインドウや、アプリケーションを操作するアイコン、ボタン、メニュー項目といったものが存在する画面のことです。
GUIは初めからWindowsやMacなど多くのOSに含まれています。(一方で、GUIが標準提供されていないOSも存在します)
GUIのメリットは画像などの表示があるのでわかりやすいこと
GUIのメリットは、視覚的に様々な操作が表現されているのでわかりやすいことです。
表示が文字のみだと一見何が行われているのかわかりづらく、人によってはコンピューターを使うことに抵抗を覚えてしまうこともあるのではないでしょうか。
GUIが用いられているOSなら文字に加えて画像などの表示もあるので、操作を行う手順や操作で行われる内容がわかりやすくなっています。
GUIなら画面の操作もマウスや指などを用いて直感的に行えるので、とてもかんたんです。
GUIにはデメリットもある
画面や操作がわかりやすくて便利なGUIですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
例えば、コンピューターにはGUIでは行えない(後ほど説明するCUIを用いることで行える)機能も数多く存在しています。
さらにプログラムが大きなデータになりやすいため、HDD等のストレージを多く消費してしまったり、コンピューターを動かすのに使用する「メモリー」も大容量が必要になったりすることにも注意しなければいけません。
一般的なコンピューター利用ならGUIのみですべての操作を終えられることも十分多いですが、より複雑な作業をする場合は、GUIにのみ頼っていては都合が悪いこともあります。
GUIの大まかな歴史
GUIの歴史は古く、1963年にはアメリカの空軍のシステムなどで用いられたり、1973年登場のAltoというコンピューターで用いられたりしていました。
しかしすぐに世の中に普及したわけではなく、一般向けのコンピューターで採用されるのはまだまだ先です。
1984年に発売されたAppleのMacintoshや1985年のWindows 1.0でGUIが搭載されるようになりました。
CUIはキーボードでのタイピングで命令する、古くからある画面
現在はGUIが広く用いられていますが、かつてコンピューターでは、CUI(Character User Interface)というタイプの画面表示も多く使われていました。
MicrosoftのMS-DOSなどが挙げられます。
CUIは「キャラクターベース」の表示になっていて、わかりやすく説明すると黒一色などの画面に文字のみが表示されています。
さらにCUIではマウスなどのデバイスを使った操作でなく、キーボード入力でのみ操作を行うしくみとなっています。
CUIはコマンドプロンプトやターミナルで利用可能
WindowsやMacのOSはGUIで動いていますが、Windowsはコマンドプロンプト、Macはターミナルというアプリケーションを開けばCUIでの操作も行えます。
データをやり取りするサーバーの管理やプログラミングを行う際など、実は2020年現在でもCUI画面を使わなければいけない機会が度々あります。
CUIのメリットは動作の速さや容量消費の少なさ
CUIはGUIと比べて動作が速く、バッチ処理(複数の処理を自動で実行する)を素早く行えるのが特徴です。
またGUIと比べると容量が少なく、ストレージ消費も抑えられます。
しかしGUIよりも操作がわかりづらく、一般の人にとってハードルが高いのは難点です。
まとめ
GUIは「Graphical User Interface」の略で、アイコンやボタン、画像などが多く使われていてわかりやすい画面のことです。
現代ではWindowsやMacなど、多くのOSでGUIが用いられています。
GUIはマウスやタッチパネルを用いて操作できるので、誰でもすぐ操作を覚えられるわかりやすさが魅力です。
一方でCUIは文字のみの画面、キーボード入力で操作するため、あまり気軽には利用できません。
しかしCUIにもバッチ処理がスムーズだったり容量が少なかったりといったメリットがあるので、CUIはGUIと合わせてまだまだ活躍の機会が多い存在です。