どのCPUを選べば良い?用途別のCPUの選び方を徹底解説

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パソコンの頭脳とも呼ばれる「CPU」はその性能を大きく左右する重要なパーツです。重たい作業を処理するためには高性能なCPUが必要ですが、ネットサーフィン程度の用途であれば安価なCPUでも問題ありません。
今回は、用途に合ったCPUの選び方について紹介していきます。
そもそもCPUとは?
CPUとは「Central Processing Unit」の略で、パソコン上の頭脳と呼ばれるパーツです。主にパソコンのハードやソフトから受け取る指示全般を処理する役割があるため、CPUの性能によってパソコンのパフォーマンスは大きく異なります。
処理負担の大きい作業を行うためには、性能が良いCPUを選ぶ必要があります。反対に簡単な処理しか行わないのであれば、さほど優秀なCPUでなくても問題ないでしょう。当然ですが、性能が良いCPUほど高価になります。
CPUを選ぶときの基準
CPUを選ぶ基準はいくつかあります。この基準を押さえておけば、用途に合ったCPUを選びやすくなるでしょう。
CPUをメーカーで選ぶ
CPUのメーカーは大きく分けて「Intel(インテル)」と「AMD」があります。
インテルは世界No.1シェアの半導体メーカーで、Windows・Mac問わず多くのパソコンにインテル製のCPUが使われています。ライトなユーザーから重い処理を行うグラフィッカーまで幅広く対応するほど、ラインナップは豊富です。
AMDはグラフィックの性能が優れており、コストパフォーマンスが良いCPUを扱っているメーカーです。4Kなどの高解像度の画像・映像や3D映像など、CPUの負担が大きい動作も問題なく処理できます。
パソコンを使う目的を決める
CPUによってパソコンの性能が決まるので、どのような用途でパソコンを使うのかあらかじめ想定しておきましょう。映像関連の処理を行うならAMD、映像以外の処理に使うならインテルのCPUを選ぶのがおすすめです。
また、Webの閲覧や容量が小さいExcelやWordなどのソフトを使う場合は、そこまでCPUの性能は求められません。しかし、処理の負担が大きいソフト・アプリを使う場合、同時に複数の作業を処理する場合などは、高性能なCPUが求められます。
予算がどれくらいか決める
CPUは上位モデルになればなるほど高価になるので、予算に限りがないのであれば、できるだけ高性能なCPUを選べるでしょう。用途と予算に合うCPUを選ぶことが大切です。
CPUの性能をチェックするポイント
CPUの性能はいくつかのポイントで決まります。では、どのような項目を見ればCPUの性能が分かるのか見ていきましょう。
コアの数
CPUには「コア」というパーツがあります。このコアは演算処理する場所のようなもので、コアの数が多いほど同時に複数の処理を行えるようになります。
例えば、作業用のソフトを開きながらパソコンで音楽を流す場合、CPUには2つ分の作業の処理負担がかかります。コアの数が少なければ処理に時間がかかり、コアの数が多くなるほど処理が速くなります。
クロック周波数
クロック周波数は電気をON・OFFに切り替える速度のことです。パソコンはこのON・OFFによって動作を処理しているので、この切り替え速度が速くなるほど処理速度が速くなります。
処理速度の速さを求めるときはクロック周波数が大きいものを選びましょう。
キャッシュ
キャッシュとはCPUに内蔵されているメモリのことです。このキャッシュにはパソコンの処理で頻繁に読み込むデータを高速処理し保存する場所であり、キャッシュによってメインメモリの負担を減らすことができます。キャッシュの性能が良ければ、1つ1つの処理が速くなります。
使用用途別の目安
ここからは使用用途別のCPUの目安をインテルとAMDに分けて紹介します。
インテル
【各シリーズのスペックと用途】
シリーズ | スペック | 用途 |
Celeron | コア数:2
クロック周波数:低い |
ネットサーフィンや動画閲覧 |
Pentium | コア数:2
クロック周波数:低い |
ネットサーフィンや動画閲覧
ブログの執筆 |
Core i3 | コア数:2
クロック周波数:中 |
ブログ・資料作成・ペイント・モデリング・プログラミングなど |
Core i5 | コア数:4~6
クロック周波数:高い |
ブログ・資料作成・ペイント・モデリング・プログラミング・3Dゲームなど |
Core i7 | コア数:4~8
クロック周波数:非常に高い |
モデリング・プログラミング・3Dゲーム・データ分析など |
Core i9 | コア数:6~18
クロック周波数:非常に高い |
モデリング・プログラミング・3Dゲーム・データ分析など |
AMD
シリーズ | スペック | 用途 |
Ryzen3 | コア数:4
クロック周波数:高い |
ネットサーフィンや動画閲覧・ブログ・資料作成・ペイント・モデリング・プログラミングなど |
Ryzen5 | コア数:6
クロック周波数:高い |
資料作成・ペイント・モデリング・プログラミングなど |
Ryzen7 | コア数:8
クロック周波数:高い |
モデリング・プログラミング・3Dゲーム・データ分析など |
Ryzen Threadripper | コア数:16
クロック周波数:高い |
モデリング・プログラミング・3Dゲーム・データ分析など |
まとめ
パソコンの頭脳とも呼ばれる「CPU」は性能を大きく左右する重要なので、パソコンを選ぶときはチェックする必要があります。用途に合わないCPUを選んでしまえば、満足できないパフォーマンスになってしまうでしょう。
CPUを選ぶときは、まずパソコンを使う目的を明確にする必要があります。用途に合ったCPUの選び方を押さえて最適なパソコンを選びましょう。